嬉しいと寂しいに間はない 君の顔が思い出せなくなることが、嬉しいのに寂しい。 君のことを考える瞬間が少なくなることが、嬉しいのに寂しい。 映画みたいなことは何も起こらなかった二人。 クリスマスに向けて日を数えて窓を開けていくカ…
背中についた絵の具 いつもじゃないけれど、どうしても思い出しちゃうことがあって、きっとどうにも離れないのだろうなあと思う。 背中についた絵の具みたいに。 最近は人をよく撮っています。 あまり迷いなく、楽しんで、島のことを…
「続ける」という才能 好きなことをして生きていくのと、好きなことをするために人を踏むのは違うのに、気をつけないと「やりたいこと」のために周りが見えなくなる。 こだわりと、自分の思うようにしたいということは違う。 受け入れて…
自由と不自由 何にも縛られていないのに、不自由さを感じる時がある。 それは、自分で勝手に自分を縛ってるんだろうな、と思う。 手が届くようになりたくて知ることを求めたのに、知ったことによって縛られたりする。 でも、「…
少しの写真の話 「水曜日の、ってつけて」 いろんな写真集を持ち寄って、ただ話をする。そんな写真カフェが水曜日にありました。 詳しくのノート的なものはきっと多分この後図書館ブログにて。 欠けてるものを埋めるように書いて…
月と金星 虫歯の日。 紺色になった空を見上げると、半分の月の横に金星が寄り添っていた。 うまく撮れないのを忘れちゃったみたいにいつも夕暮れや夜の空を撮る。 似てるけど同じじゃない写真。これは今日ではないいつかの…
Far Side of the World 気がつけばものすごい勢いで季節は廻って、時々、もう会えない人のことを考える。 いつも、じゃないけれど、不意にぶわっと。 きっとこういうものは特別じゃなくて誰もが持っているものなんだろうと思う。 「特別…
進むとは 人生とは思いもかけぬ方に転がるもので、でもそれも自分が選んだ先にあるものなのだ、とも思う。 私は何を怖がっているのかな。 芯の方にあることを大事にしたいのに、芯の方にあることには触られるのは怖い。 過…
23:59 くるんと水の中に潜って、底から言葉を掬い上げる。 書くときはいつもそんなイメージだ。 泳げないのに、心の中のことを考えるといつも水のイメージが浮かぶ。 そんな風に決まった「いつも」があるもの。 花を撮…
6 震災から少し経って、家族でいわきに行った。 里帰りを兼ねて、英子さんとはるえに会いに。 赤い車に乗って。 震災の影響で使えなくなった旅館に泊まらせてもらった。 自分の中で、全然変わっていかないものがあ…
三月 3月はいつも苦しいけれど好きな月のような気がしている。 不安定さを楽しむ余裕ができたわけじゃなくて、3という数字が好きなだけかもしれない。 3といえば、自分が今やり始めたことはきっと3年後ぐらいになら…