狭間の夜。そして「本当はわかってる二度と戻らない美しい日にいると」

灯台に向かって走る車のバックミラーに夕陽が閉じこめられていた。
どうなったら大人なんだろうか?という自問の中、なぜか「自分の車を持って、自分で運転したら大人」というイメージがあることに気づく。
大学4回生の頃、友人の運転する車に乗って意味もなく夜の海に向かったりした。
「本当はわかってる二度と戻らない美しい日にいると」
BGMはいつも決まったように、フリッパーズギターか小沢健二で。くだらないことでゲラゲラ笑ったり、やっぱりくだらないことで誰かに感情移入して泣いたりした。
少しの恋の話なんかも。

自分の車を持って、何処へでも行けるようになって、年齢もなんだったら大人どころかそれを越すぐらいにもなったけど、大人かどうかわからないあの狭間の夜に何かを置いてきていて、そしてあの夜が心のそこの方にずっと沈んで続いてるようなそんな風にも感じるのです。



クリスマスに向けて日を数えて窓を開けていくカレンダーをアドベントカレンダーと言うそうです。
一人で写真と言葉を24個並べてみようと思います。