ストックブリッジ図書館での展示のお知らせ 個展に続きもう一つお知らせです。 福島の写真を、イギリスのエディンバラ在住の版画家山下英子さんが目に留めて下さって、エディンバラのストックブリッジ図書館で展示して頂くこととなりました。 山下さん自身ご…
神様を信じる強さを僕に 生きることをあきらめてしまわぬように HasselBladで撮ったファーストフィルム。 久しぶりの戸惑い。 初めて銀塩写真を撮った時を想い出した。 >>跡地 私が大好きなハッセルで写真を撮ってる人たちはとても優しい光を写すのに…
個展のお知らせ 「音が伝わる温度」 4月2日から1週間、大好きなギャラリー、Acruさんで個展をさせて頂くこととなりました。 もともと写真を撮り始めた2年前には、何か形にするなんてことは考えていなくて。今でも、自分の写真は展示向きではな…
2月、福島へ ― その5 福島第一原発20km圏内 [Fukushima at February 6,2012] ずっと、この場所にあった「リアル」について考えている。 私たちは、この20km圏内という場所を、「20km圏内」という記号、週刊誌や報道の向こう側だけにある非リアルなものとして捉えてはいないだろうか?…
2月、福島へ ― その4 飯館村~南相馬~原発20km圏内 [Fukushima at February 4,2012] 3日目。テレビ局の人とは別れて、20km圏内へ入る。 20km圏内に入るには「正当な理由」が必要で、報道はただそれだけでは入れないらしい。 私はHOPE-Japanの活動で5月から続けている20km圏…
2月、福島へ ― その3 [Fukushima at February 4,2012] 雪の下には命が生きている。 ビニールハウス、水耕栽培でトマトを育てている須藤さんのお話を伺う。 「水耕栽培だし、ビニールハウスだし、放射性物質は出ていないが、去年まであった学校給食への卸はぴたりと止ま…
2月、福島へ ― その2 [Fukushima at February 4,2012] 雪の朝。雪が積もった朝は目を開ける前に、空気の匂いが違っていて気づく。 陽が出る前に外に出る。青い朝。新雪を踏むぎゅぅっぎゅぅっという音、感触。 2日目。農地の放射線量計測の取材についていく。 テレビ…
2月、福島へ ― その1 [Fukushima at February 4,2012] 雪降る街。福島に行ってきました。5月に帰省して以来、震災後2度目の福島です。人住む美しい生きた場所。 3日間。福島の農家さんの話を聞き、福島第一原発20km圏内を見て来ました。 もちろん、私のような何…
果て 言葉にならないままにずっと考えていることがある。 きっと大義と言うと大袈裟。 生きる上での役回りみたいなもの。 まっとうしたい。 写真の話だけじゃなく、福島の話だけじゃなく、ね。 いつも外側をなぞるよ…
銀河 「みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」 信夫山からの夜景はまるで星雲みたいだった。 この場所が星雲なら、空から見たら日本はきっと小さな銀河のようなのだろうと想像して少しくらくらし…
光 福島に来ています。 来るまでは何が撮れるか何を撮ったらいいか怖かったけど、どこに居ても変わらない。 その変わらなさが言えたらそれでいいようになんとなく感じている。 福島も、世界は美しくて、人は笑ってる…
甘えぬように寄り添うように孤独を分け合うように 5月福島に帰った時。私は花ばかり撮っていた。 自分にしかないものとか自分にしか撮れないものとかさっぱりわからないけれど、撮ることは私と世界を確かに繋いでいると思う。 「等身大の自分だってきっと愛せるか…