僕等は人生における幾つかの事柄において祈ることしかできない
  • 私について
  • お手紙

海へ続く道を駆けおりる

寛容でありたいと思うことによって毒を溜める矛盾について考えている。 図書館ができる少し前。ようこさんが、寒い中作業をするみんなのために肉まんを作ってくれた。 半日かけて男木島に来て、凍えている人のため…

沸騰

怒るということが得意ではない。いつでも自分の正義を疑おうと思っているから。 でも同時に誰かが怒っている時にはきちんと向き合いたいとも思う。 その人の「大切」がそこにあるように感じるから。 沸騰したお湯…

針の穴に通すような願い

こんなに何ヶ月もの間「書かなかった」のはいつぶりだろう。 小さな島に小さな図書館をつくった。 生きることに言い訳をしたくなくて、ずっと走っている。 「今」は一瞬で消え去るから。 でもそれは、沿道で手を…

旬

いつからか人に対して「劣化」という表現を見るようになった。美しくない言葉だ。 人は老いる。歳を重ねて、少しずつ変わっていく。 皺は増えるし、脂肪も落ちにくくなるし、色んなものが重力に負けていく。 かさ…

僕の書く下手な詩は たぶん世界を救えない

久しぶりに長距離の運転をした。 車を持つようになったのは、東日本の震災後1年経ってから。免許は持っていたけれど取ったっきり10年以上運転はしていなくて、身分証明にだけ使われるためにだけ更新をしてた。 …

今は撃たないで

中学生の頃ぐらいから、こっそりと家を抜け出して、ふわふわと夜歩くようになった。 繁華街へ遊びに行くようなものではなく、ただ誰もいない道を歩いた。 昼間とは顔の違う、誰もいない学校の校庭に忍びこんだりも…

これからくる未来

涙みたいな影だった。 「言葉って難しい」と言ってしまいがちだけれど、難しいのは言葉ではなくて心を汲んでやりとりをすることなのだと思う。 あなたは私ではないから、自分に置き替えてみても、それはハズレかも…

ほどく

泣くより、笑うの方が、とかすものは多いなあと思う。…

違い

海を見てはしゃいでいると、「海なんて見慣れているでしょう」と言われた。 どの海も同じではないんだよ。どの時間も同じでは無いように。 今も思い出すのはあの海。…

wind

「胸に沈んだ花の色 繰り返して錆ついて ひとつでもいいと探してる」 強い風はきっとそれだけ力をくれる。…

自分の感受性くらい

自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ と詩ったのは、茨木のり子さんだ。 SNSと呼ばれるものが普通になって共感を示すことが言葉じゃなくてクリック一つになった。 「いいね」や「お気に入り」を伝える…

Garden

忘れそうになるけれど、私は自由だ。 自由の中で選んでいる。 世界中が自分の庭だと思えるように。 いつだってどこへでも行ける。 でも同時に人生はゲームではないから、リセットボタンを押してもう1つの道を選…

Older posts
Page 6 of 38
Newer posts

Search

書いている人:ヌカガジュンコ

「ここは砂漠みたいなところだし、俺たちはみんなそれに馴れていくしかないんだ。」
  • nukagajunko さんのプロフィールを Facebook で表示
  • nukaga さんのプロフィールを Twitter で表示
  • nukaga さんのプロフィールを Instagram で表示
  • nukaga さんのプロフィールを Pinterest で表示
  • nukaga さんのプロフィールを GitHub で表示

今までの記録

  • 私について
  • お手紙

Copyright ©2009-2024 by Junko Nukaga All Rights Reserved.

Proudly published with WordPress

 

コメントを読み込み中…