ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって

くるりのライブに行ってきました。オールスタンディング!(体力的に)どうかな、大丈夫かな、とちょっと心配だったけど、大丈夫でした。たくさん踊ったよ。

みんな大人な感じで、前へ前へというよりもそれぞれの楽しみ方をしてて、そういう雰囲気がなんだか安心もできたのでした。

セットリストとかはきっと誰かが書くだろうから置いといて。(このセリフ前もどこかで書いたことがある気がすると思ったらこれでした。ひふみよ「我は時をゆくよ」と

良い音楽は、いつもその音楽が流れていた時の景色を連れてくる。そして、そっとこれからの私の背中を押してくれる、そんな風に思うのです。
最近はずっと、フィルムで撮るときはハッセルを使った120ばかりで、デジタルにオールドレンズつけて撮ることも多くて、でもくるりの音は「35mmで少し荒いけど生きてる力がちゃんとそこにある」ような、そんな写真をまた撮りたいなと思わせてくれる音楽でした。

変拍子ばりばりで全然踊れないけどめちゃかっこいい新曲やインストも。車から流れる景色を思い出すような「ハイウェイ」や、イントロだけで泣いちゃいそうになる「ばらの花」も。

あ、あと忘れちゃいけない琴電への愛な話も面白かった。列車の修理をどこでしてるとか、仕組みとか考えたこともなかった。知らないことや、思ったこともない考え方に触れて世界が広がる感じはいつでも好きです。

岸田さん、喉の調子が悪くてと具合が良くなさそうだったのが少し心配だったけど、良い夜でした。