小学生、中学生の頃、放課後の教室が好きだったことを思い出した。用事もないのに残って。気のあう友だちと果てもないみたいに話してた。なんで忘れていたんだろう。
つい最近「青春みたいなことを言ってる」と言われた。そうか。繰り返されると恥ずかしいんだけど、心の底からそう思って口に出してる。体の芯の方に熱の塊みたいなものを自分が持ってることはわかってて、その熱がずっと私を動かしていたんだけど、ただ、ずっとそれを見せることを怖がっていた気がする。
今は少し怖くなくなっている。
ここのタイトルは大学生の時に書いて上演したお芝居のタイトル。でも、実のところは、みっともなくも足掻いたり、届けようと動いたり伝えようとしたりするんだと思う。
祈りながらも。
その強さをくれたのはあなたたちです。大きくも小さくも私に関わってくれているあなたたちへ、心の底からのありがとうを伝えたい年の瀬でした。