あふれる幸せを祈るよ

20140320
小沢健二が「いいとも」に出る、と教えてもらったのは深夜のTwitterのタイムラインからだった。
いいともが終わることすら知らなかった私だけれど、お昼12時テレビの前で彼を待った。

テレビの中の彼は、16年間見てきたことの断片を少し話し、「僕らが旅に出る理由」「さよならなんて云えないよ」「それはちょっと」「ドアをノックするのは誰だ?」を弾き語りした。
それはとても心をこめて唄っているように見えた。

2010年、私は「ひふみよ」ライブに行ってこんな日記を書いている。→ひふみよ 「我は時をゆくよ」と

時々、時間の流れに追いつけなく感じることがある。色んなことのテンポが速すぎて。
掴んで、知って、味わって、飲みこむには時間が必要だ。
だから結局、取捨選択をするしかないのだろうとも思う。
そうすると「選ばれなかった自分」を思って少し哀しくなったりもする。

でも、そういう哀しさや、選ばれたいと願ったいやらしさや、選択したということをまるごと抱えて進むんじゃないかな。
それで少しずつでも強さを手に入れられたら、その時は持てなかったものが持てるようになるかもしれない。

“町を出て行く君に追いつくようにと強く手を振りながら”