宿題

3月2日から7日の4泊6日でイギリスに飛行機に乗って行ってきました。びゅん。
ストックブリッジ図書館での展示のお知らせ

写真は山下さんの尽力によりとても素敵な場所にとても丁寧に展示して頂いていました。
イギリスでもたくさんの写真を撮ってきたのだけど、今は現像待ち、なのです。そろそろ現像代で破産しそう。

10年ぶり2回目の海外。エディンバラはとても素敵な街でした。

そして版画家山下英子さんの作品がとても素晴らしかった!
ああ、みんなに見せたい。うずうず。

エディンバラで写真を撮っているとみんなにこにこしてカメラを見てくれて。

福島の写真を撮って以後、ずっと写真を撮ることに悩んでいたのだけれど、「写真を撮ってもいいですか?」すら英語で言えない私のカメラを見てにこにこしてくれる人たちに。
展示を見て、一生懸命話しかけてくれる人たちに。
そして福島に関わる人や、福島に住んでいる人が(もちろんそうでない人も)、エディンバラでの展示を見たいと言ってくれて。
やっと、まだ撮ってても良いと言われているような気がしています。

OKという声は届きやすくて、NOという言葉は届きにくいということも忘れちゃいけないけれど。

やっぱり撮りたいって想うのです。銀塩写真を撮り始めてまだ2年。もう2年。
撮っていたい。
全部撮りたい。まだまだ見たい。世界中。どこまでも行きたい。人生は短くて時間は足りない。
でも同時にどこでも良いんだっても思う。矛盾しているようだけど。変わらない。

仕事も写真も、とにかく人に恵まれている事を感じていて。
だからこそ、それに甘えることなく、見合う私でいられるように生きたい、と思うのです。
生きるなんて言うと大仰に聞こえるかもしれないけれど。
私は一回死んでいて。「生きていなさい」と貰った命だから。
生きるということを疎かにしたくないと思うのです。

 

目をつぶっていると
神様が見えた

うす目をあいたら
神様は見えなくなった

はっきりと目をあいて
神様は見えるか見えないか
それが宿題

――― 「二十億光年の孤独」より

 

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