青と灯りと傘。そして、砂の雨。

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Bessaflex TM + CARL ZEISS JENA FLEKTOGON 35mm/F2.4 + Kodak PORTRA 160vc

カメラを手に入れて最初の頃に撮った写真。暗くて、きっと失敗なのだけど、なんとなく好き。青と、灯りと、傘。

FRIED DRAGON FISHを思い出す色。ここのタイトルにもなっている「僕等は人生における幾つかの事柄において祈ることしかできない」というお芝居をした時、最後に流す曲をぎりぎりまで悩んでCHARAの「Break These Chain」にした。後からFRIED DRAGON FISHを観た時にエンディングの曲が同じで少し驚いたという思い出。
冬の終わりに梅田のカラビンカという小さな小屋でやった公演。泊まりこんで仕込みをして。我侭な演出(私)が「最後に砂を降らしたい!」と言ったから劇中だけじゃなく立て込みもバラシも大変なことになって。でも、あの時、降った砂の雨はすごく綺麗だった。

劇中、女の子が口ずさむ曲は「雨にぬれても」だったな。好きなものは変わっていない。だけど、アンハッピーエンドだった脚本の結末、もし今書けるならハッピーエンドを描きたい。