僕等は人生における幾つかの事柄において祈ることしかできない
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真夏の夜の夢

小学生達が「お城」と呼ぶラブホテル。アートでもトレンディーでもない場所。そして色んな感情がぎゅっと詰まった場所。遠い国の暴動や、近い国での選挙や、明るい居間で語られる家族の暗い話や、二度と会えない誰か…

本当はわかってる 二度と戻らない美しい日にいると

切り花は可哀相、なんて言う方が不遜だと思うのです。…

真夏の月

薄い薄い真昼の月。夏の孤独に流した涙は焼けたアスファルトの上、一瞬で蒸発し、空に登って雲にはならず月となる。真夏の月は孤独の結晶。だからきっと砕けそうに薄い。…

甘い鍵

車輪のようにも見えるチョコレートの鍵。贈り物。溶けちゃう鍵は甘い秘密に使いましょう。甘い秘密に甘い鍵を。…

暗闇の中に潜むもの

小さい頃は見えないものが怖かった。今は見えるものの方が怖かったりする。…

恒星と惑星の距離

写真を撮るようになって、光と影に敏感になった。時間によって、季節によって、変わる色。でも、それよりも気になるのは対象との距離。もう一歩引けば良かった。もう一歩踏み込めば良かった。それは実生活でのバラン…

What a wonderful world

たまには淡い写真を。すごろくの目は一回休み。力をためた後は地面蹴飛ばしてジャンプ。…

ぐりとぐらのパンケーキ

ぐりとぐらのように暮らしたかった。大きな卵から作るふわふわのパンケーキ。喧嘩もせずにいつまでもいつまでもなんてお伽噺。現実にはたくさんの言い争いやすれ違いや、悲しいくらいに汚い話がついて回る。でも、そ…

煙か土か食い物

春に観た映画で、黴や腐ったもの他の人間が眉をしかめるようなモチーフを「俺には美しく見えるんです」という写真家がいた。ぼんやりとした共感。花も。もちろん綺麗に咲き誇ってる時も美しいのだけど、朽ちた花弁や…

ダライ・ラマにはなれない

「男の価値は、好きな人にどれだけ優しくできるか。それ以外にどれだけ残忍にできるか。で決まる」という言葉をもらう。こちら男じゃないけど、肯く。…

幸せであるように

いつもと違う場所で待ち合わせ。響く音が聞こえてふと上を見上げると、大きく飛行機。七夕。年に一度しか会えない恋人に、自分の願い事を乗っけるなんて強欲は誰が思いついたのだろう。…

酒 命の水の調べ 俗界を抜け出し

Paradice、なんて下品で洒落ている。音楽と共に吐くまで呑んで。それが楽園。diceはサイコロ。大事なことをサイコロに任せちゃう勇気はないけど、「結構体はボロボロ だけどやらなきゃ悔いが残るだろ」…

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書いている人:ヌカガジュンコ

「ここは砂漠みたいなところだし、俺たちはみんなそれに馴れていくしかないんだ。」
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