恥ずかしながら吉本ばななが好きで。その中でも「白河夜船」という短編が好きなのだけど、その小説で「夜の果て」という表現が出て来た気がしてgoogleさんで調べてみた。すると目的のものは全く引っかからなくって(まあ、小説の中の一文節が引っかからないのは当たり前の話)、非常に残念なことに劇団EXILEなるものが引っかかりまくった。残念すぎる劇団EXILE。どこへ向かう劇団EXILE。劇団EXILEはないわ。でも、なんだかそんなことの、あまりのくだらなさに笑えてきて、少し気持ちが軽くなった。そんな風に毎日は過ぎていく。残念なものも含まれつつ、くだらない事で笑って。
「白河夜船」という文庫本には三篇の小説が載っています。「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」。どれも死にとても近い場所にある、眠りに纏わる物語です。三篇とも私にはきゅうっとなる何かを持っています。
「―――この世にあるすべての眠りが、等しく安らかでありますように。」
夜の果てに朝があるのだとすれば、死の果てには生があると思いたい、そんな日々。
この世にある全ての者の生が、安らかであってほしいと願いつつ。
寧ろ、あなたの眠りが安らかであることを願ってやみません。
今夜(昨夜?)導かれるように「白河夜船」を古書店で手に取りました。そのままレジへ。
これからページをめくります。