今年始めに読んだ
その戦いは、どこか
「羊の群れをおいて、迷子の一匹の羊を探しに行く」
ような戦いです。
という言葉を良く思い返す。
この「一匹」は決して強く大きな存在ではなく、
むしろ、理想にはとてもとどかないような、
弱く小さな現実だと思います。
いくつかうまくいかないことがあって。ひとつは0になったりもした。
でも自分は0と思ったけれど、同時にそれは0ではないということも周りの人が教えてくれた。
“その中で確実に残るものはあり、それが大切なものなのだ”、と。
いつでも自分は恵まれていると感じる。
恩返しをしたいと思いながら、目の前のことに追われて不義理をしてしまうのはただの怠惰だ。
羽根が開きっぱなしになっていたレンズを直してもらった。
ひとつひとつ丁寧に順を追ってレンズと会話をするように手入れしてくれる姿に、改めて教わることがある気がした。