六月

六月という詩がある。
男木島に住んでいると、ふとした夕暮れに、茨木のり子さんが書いたその詩が浮かぶことがある。

どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒ビール
鍬を立てかけ 籠をおき
男も女も大きなジョッキをかたむける

どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

どこかに美しい人と人の力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる



クリスマスに向けて日を数えて窓を開けていくカレンダーをアドベントカレンダーと言うそうです。
一人で写真と言葉を24個並べてみようと思います。