兎の眼

心臓が止まった人と会った。「こんなんじゃ厄年になったらどうなるの?」と言ったら「なんかもげるとか自然発火とかするんじゃないかと思ってる」と言って笑った。
とりあえず、まだ、死なないようにと秋の話をして別れた。

会ったり、言葉は、気を張っているからそんなに感じないのだけど、写真を見ると、ああ具合悪そうだなってわかる。
写真の方が見えるものがある。目のふち真っ赤。兎の眼。

生きようね。昨日と今日の積み重ねでしか明日はないから、まず今日を。→「昨日と今日