正しさについて考える

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フェアでありたいと思う。
でもそう思えば思うほどそれは難しい事だとも感じる。
ものごとは見方を変えると三角になったり丸になったり四角になったりする。
積み木みたいに手に取って見れたらいいのだけれど、実際のものごとはそうもいかない。
自分が実際に見た事ですら一面的であったりもする。

あまり多くはないけれど時々怒ってしまう事がある。
その時、自分の怒りの根っこを考える。
怒りはその人が大事にしているものに直結している事が多い。
私の怒りは、混じり気の無いものと言えるだろうか?
混じり気の無いものと言えたとしてそれは何かを押しつけるものになっていないだろうか?
誰かのせいとか何かのせいと言いたくないのと同じくらい、誰かのためとか何かのためとも言いたくない。

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正義は振りかざした瞬間に正義ではなくなる。
弱さも振りかざしたら強さだ。
正当なものだという想いは、時には何よりもたちが悪くなる。
私はいつも、私の正しさを疑わなければいけない。