水を渡る

実は怖がりなのです。あまりそうは思われないみたいだけれど。
人見知りと言っても信じてもらえないのに近い。
怖がりだからこそ、怖がらずに飛び込もうと考える。

前は自分の怖がりなところが嫌いだった。弱い、みたいで。
でも痛覚が無かったらが危険なように、怖いを知ることは必要なんだろうなと感じるようになった。
怖いとか痛いとかそういう自分の感情を嫌悪することは、誰かのそういう感情を殺してしまうことに通じそうな気がするんだ。

強い人間になるということは誰かの気持ちを潰すことじゃない。
自分がどんな状況でも笑えること。
誰かの悲しみに一緒に泣くことができること。
そして笑わせることができること。

笑わせられるようになりたいな。