それぞれのLIFE

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伝わらないと泣いた夜がある。伝わったことが嬉しいと泣いた夜もある。でも、伝わるなんてことは幻なんじゃないかとも思う。それでもその幻想は優しいものだし、その幻想が私を、誰かを暖めることができるのならそれでいい。そして、その一歩先。それぞれの場所に立って、違うものを見て、それを伝えたいと、伝えて欲しいと、思えるのならばそれでいい。だからこそ、私は私の中にある暗い塊と向き合わなければならない。あなたの暗い塊を伝えて欲しいと思うから。